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Yukiko Iwatani
岩谷雪子
アーティスト イン レジデンス須崎現代地方譚11「郷と土のはなし」
2024.1.20~2.18
13歳の少年が、須崎市安和地区の溜池「ジンデ池」で、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているキトンボなどの生き物を見つけました。そこは市が決壊防止のために埋め立て工事を予定していた場所でした。少年の池を残して欲しいという呼びかけに集落の人々の協力もあり、工事は生き物に配慮した池を残す工法へと変更されました。その後、小中高生による「ジンデ池生物研究所」が結成され、今も定期的に生物調査や保全活動が続けられています。
須崎という小さな町の小さな出来事かもしれませんが、それは地球規模で起こっている事の一片とも言えます。ジンデ池がなくなってしまうというような事が、この地球上のたくさんの場所で起こり、地球の循環システムを保つために重要な生物多様性が失われてゆきます。一人の虫好きな少年が虫たちを愛おしいと思い、彼らの住処を守りたいと思う事。道端の植物を美しいと思う事。すべては、そんな小さな気持ちから始まるのかもしれません。
今回は、そのジンデ池と、絶滅した二ホンカワウソが最後に目撃された新荘川などで植物や石を採取し、地元に生息する動物たちの毛などと共に作品を作っています。
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